マウスピース矯正中の話しにくさ・滑舌はいつまで続く?早く慣れるための練習法
2025/08/25
こんにちは。南茨木市の歯医者、朝田歯科 院長の朝田浩司です。
マウスピース矯正を始められた方、また、これから治療を検討されている方から、よくこんなご相談を受けます。
「マウスピースを着けたら、なんだか話しにくいです…」 「サ行やタ行が言いづらくて、滑舌が悪くなった気がします」 「この違和感は、慣れるまでずっと続くのでしょうか?」
特に、お仕事で人と話す機会が多い方にとっては、切実な悩みですよね。 でも、ご安心ください。その話しにくい感覚は、あなただけが感じている特別なことではありません。そして、ほとんどの場合、それは一時的なものです。
今回は、マウスピース矯正中の話しにくさの原因と、それに早く慣れるまでの対策を分かりやすく解説していきます。
なぜ?マウスピース矯正で「話しにくい」「滑舌が悪い」と感じる2つの理由
マウスピースを装着した直後に話しにくさを感じるのは、お口の中が新しい環境に驚いている、ごく自然な反応です。主な原因は2つあります。
1. 舌の動きが少しだけ制限されるから
マウスピースには0.5mm程度の厚みがあります。ほんのわずかな厚みですが、これがお口の中に入ると、今までより少しだけスペースが狭くなります。 特に「サ行」「タ行」「ラ行」など、発音するときに舌先を上の前歯の裏側あたりにつける音は、舌の当たる位置が微妙に変わるため、少し言いづらく感じることがあります。
2. 唇や口の筋肉がまだ慣れていないから
お口の中に新しい装置が入ることで、唇や頬の筋肉も、無意識のうちにいつもと違う動き方をしようとします。この、いわば「口の筋肉の戸惑い」が、一時的に滑舌の悪さや話しにくさとして感じられるのです。
この話しにくさはいつまで続く?「慣れるまで」の期間の目安
では、この話しにくい状態は一体いつまで続くのでしょうか。
もちろん個人差はありますが、多くの方が1週間から2週間ほどで、ほとんど気にならなくなっていきます。
人間の適応能力は素晴らしく、お口の筋肉や舌がマウスピースのある状態に慣れてくると、脳が話し方を自動的に補正してくれるのです。 また、新しいマウスピースに交換した直後は、数時間〜1日程度、少し違和感が戻ることもありますが、これもすぐに慣れていくことがほとんどです。
「自分だけずっとこのままだったらどうしよう…」と心配せず、まずは少し様子を見てみてください。
自宅で簡単!早く慣れるための滑舌トレーニング3選
「そうは言っても、少しでも早く慣れたい!」 そんな方のために、ご自宅で簡単にできる滑舌トレーニングをご紹介します。無理のない範囲で、楽しみながら試してみてください。
練習法①:身近な文章を「音読」する
一番手軽で効果的なのが、新聞や本、ネットニュースなど、なんでも良いので声に出して読んでみる練習です。マウスピースを着けた状態で話すことに、舌や唇の筋肉を意識的に慣れさせていくことができます。
練習法②:楽しみながら「早口言葉」に挑戦
「なまむぎ なまごめ なまたまご」 「かえるぴょこぴょこ みぴょこぴょこ…」 少し言いづらい言葉をあえて発音することで、舌をコントロールする良いトレーニングになります。ゲーム感覚で楽しみながらやってみましょう。
練習法③:リラックスして「歌をうたう」
好きな歌を口ずさむのもおすすめです。リラックスした状態で、メロディーに合わせて口を動かすことで、自然と口周りの筋肉がほぐれ、マウスピースのある環境に馴染みやすくなります。
まとめ:話しにくさは、乗り越えられる一時的なステップです
マウスピース矯正を始めたばかりの頃の話しにくい感覚や滑舌の悩みは、多くの人が経験する一時的なステップです。
話しにくさの原因は、お口が新しい環境に慣れようとしている証拠
慣れるまでの期間は、1〜2週間が目安
簡単なトレーニングで、慣れるまでの期間を早めることも期待できる
「話すこと」への不安が、あなたがきれいな歯並びを手に入れるための障壁になっているとしたら、それはとても残念なことです。今回ご紹介した情報で、少しでもその不安が軽くなれば嬉しく思います。
マウスピース矯正に関する不安や疑問は、どんな些細なことでも専門家である私たちにご相談ください。まずはカウンセリングで、あなたのお悩みやご希望をじっくりお聞かせいただけませんか?
【この記事は朝田歯科の院長、朝田 浩司が監修しました。】